教会ラテン語

知的生活の模倣カトリック教会教会ラテン語

Webmaster's Note

教会法に定めはないらしいが、ラテン語は実質的にカトリック教会の公用語である。典礼の国語化とともに、いい加減な翻訳(ミサ典書における勝手な省略、差し替え、口語の主祷文や天使祝詞など)もまかり通っているので、多少の知識を身につけて防衛したい。

Links

Douay-Rheims Bible Online

ヴルガタ訳ラテン語聖書の本文を検索できるサイト。ページ左上の Latin Vulgate のリンクから入る。タイトルとなっている Douay-Rheims Bible は、ウルガタ訳からの忠実な英語訳聖書なので、両者の本文を比較すると理解の助けとなるだろう。(英)

GREEKLATINAUDIO.COM

ラテン語聖書(Vulgata)の朗読を、MP3 で聞くことができるサイト。音声ファイルは少しずつ増えているが、新約すらまだ全てを網羅するには至らない。他に古典ギリシア語と、わずかながらヘブライ語もある。(英)

みこころネット ★★

「羅典文法」「ラテン語による聖書」「ラテン語の祈り」のページがある。

Latin Mass Society of England & Wales

Resources のページに、英語で書かれた教会ラテン語の入門コースがある。全てのページをまとめてダウンロードすることもできる。(英)

Books

江澤増雄 『教会ラテン語への招き』 サンパウロ ★★ Amazon.co.jp 楽天ブックス

タイトルが示すように入門書ではなく、あくまでラテン語に関心を持ってもらうための本である。パラパラとページをめくると、ラテン語の活用表が出てきたりして、難しそうな印象を受けるかもしれない。しかし、ラテン語とはいえ、カトリック信徒ならお馴染みの主祷文・天使祝詞・栄唱を逐語的に解説しているので、文法的説明を飛ばして通読することもできる。文法的理解は、再読、再々読で次第に深めていけばよい。

逸身喜一郎 『ラテン語のはなし―通読できるラテン語文法』 大修館書店Amazon.co.jp

ラテン文法の勉強を一から始めるのもいいが、その前に予備知識を仕込んでおくのも悪くない。文例が無数に頭に入っていれば、文法の習得は容易になるであろう。ある人は中学生のときから日本の古典を多読していたので、高校の古典文法を習得するのに3日とかからなかったそうだ。それは極端であるにせよ、合唱団などでミサ曲のラテン語歌詞を覚えた人ならば、文法の習得にある程度有利であることは間違いない。

この本の副題にある「通読できる」というのは、「説明が分からずともどんどん先に進んでよい」くらいに思えばよいであろう。文法の説明は繰り返し読むうちに徐々に理解を深めるか、あるいは本格的な文法書に取り組んだときに覚えればよい。この本を通じて、ラテン語がヨーロッパの知の遺産であることを思い知らされた。ラテン語であれギリシア語であれ、また古文漢文であれ、このような遺産の継承を怠る国の将来は危ういと思う。

Dictionaries

Leo F. Stelten - Dictionary of Ecclesiastical Latin: With an Appendix of Latin Expressions Defined and Clarified (Hendrickson Pub)Amazon.co.jp

教会ラテン語用の羅英辞典。収録している語彙は、聖書、教会法、ミサ典書、第二ヴァティカン公会議文書から集められている。主にラテン語の初歩を終えた神学生を対象にして編集されているため、文法的な説明は一切なく、語義の説明も簡単。だが、普通の辞書には載っていない連語もカバーしているのが嬉しい。巻末には付録として、教会法などで使われる専門用語の語義および定義集がある。

田中秀央 『羅和辞典』 研究社Amazon.co.jp 楽天ブックス

1952年初版の古い辞典だが、新語が増えていることを除けば、ラテン語自体は変化していないので、実用上問題はないかと思われる。ただ、語彙の面で教会ラテン語にはフィットしていないように感じる。

The Bantam New College Latin and English Dictionary (The Bantam New College Dictionary Series) ★★ Amazon.co.jp

ペーパーバックの羅英英羅辞書。ある程度の英語力があれば、羅和辞典よりも使い易いかも知れない。紙の質はあまりいいとは言えないが、その分軽い。手軽に語義だけを知りたいときには便利。

CDs

The Most Holy Rosary Recited in Latin (Pro Multis Media)

ロザリオをラテン語で唱えたい人のためのCD。吹き込んでいる司祭の発音が素晴らしいという宣伝文句につられて買った。バックに流れる音楽は要らない気もするが、音量は控えめなので邪魔になるということもない。ラテン語はどうにかなるが一人で唱えるのは大変、という人にも。  【教会ラテン語

Quotes

主祷文・天使祝詞・使徒信経は、できればラテン語で唱えるがよい。しかし、その意味を良く理解せねばならぬ。けだし、教会の共通語でこれを唱えて、しかも、これら、聖なる祈祷の驚異すべく、甘美なる意味を味わんがためである。 ― 聖フランシスコ・サレジオ


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Ralph M. McInerny Let's Read Latin (Dumb Ox Books)

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◆あるエクソシストによれば、悪魔はラテン語(の祈祷)が嫌いらしい。

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