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司祭の手と御聖体とについて

御聖体の祝日そのものは既に終わっているものの、今日祝ったところも多々あったはずなのでまだ話題にして良かろうと思う。といっても、御聖体というよりも、御聖体に触れる司祭の手の方が今回の話の中心である。

叙階式に参列して注意深く観察したり、ビデオでその様子を見たりしたことがあるならば知っているであろうが、司教は叙階を受ける者の手に聖香油を塗る。これは、聖ピオ十世会のエコン神学校で行われた叙階式を撮影した動画 Priests for Tomorrow - Part 6 の4分目くらいから確認できる。

叙階式が終わると信徒は新しい司祭からそれぞれ祝福を受ける。ところによっては司祭の両手にキスをすることもある。これはエコン神学校でも行われていて、Priests for Tomorrow - Part 7 の4分目前後でその様子を観ることができる。

この他にも、侍者が司祭とものの受け渡しをするとき、正式には司祭の手にキスをすることになっているなど、特別な扱いである。また、聖フランシスコ・ザビエルの遺体はあちこち切り刻まれて聖遺物となっているが、中でもその右腕には特別な思いが寄せられている。

このように司祭の手というのは特別なものであるが、それでもトリエント典礼ではミサ中に指を洗浄するし、聖変化の後は親指と人差し指が御聖体以外の何物にも触れないように注意しているのである。

しかるにノヴスオルド・ミサでは、略式と呼ぶのもはばかられるほどに司祭の所作が簡略化されている。また、手で受ける御聖体拝領や聖体奉仕者の導入によって、一般信徒が御聖体に手で触れるのは普通のことになっている。恐ろしいことだ。

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