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会衆がいなくても捧げられるミサ聖祭

オーストラリアの聖十字架神学校を初めて訪問した年は、クリスマスと司祭叙階式に出席した後、メルボルンへ移動し、そこの教会にしばし滞在することになった。

そこは中規模くらいの教会で、ミサ聖祭の侍者のローテーションも決まっていた。しかし、常駐している司祭の他に、ゲストの司祭たちもミサをするということで、脇祭壇での侍者を急遽依頼された。

ミサの準備はもう誰かが先にしてくれたので、カソックを着て司祭と共に脇祭壇へ向かった。すると、水とワインなどの用意はあったが、ベルだけが置いてなかった。会衆がいないのだから必要ない、ということらしい(厳密には会衆はいるし、脇祭壇の様子は丸見えなのだが、彼らはあくまで主祭壇のミサに与っている)。

このように、トリエント・ミサは会衆がいなくても捧げられる。だが、ノヴスオルド・ミサは会衆がいないと捧げられないことさえあるという。ミサの違いは司祭の意識の違いにさえなっているようだ。