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今も色あせない志ん生の魅力

昨晩、NHK教育テレビ「私のこだわり人物伝」で、古今亭志ん生を取り上げているのを観た。その魅力を紹介しているのが、近頃北朝鮮のスポークスマンとなりつつある山本晋也氏というのが少し気になるが、志ん生の高座の録音ばかりでなく、珍しい映像も観ることができて嬉しい。「珍しい」というのは、映像自体が珍しいということで、私の知る限りではごく僅かな映像が市販されているのみである。

志ん生の落語の背景にあるのは、登場人物と同じような長屋生活や貧乏暮らしである。今の噺家が新しい落語のあり方を模索している中で、生活に根ざした落語、というより、生活そのものが落語のような志ん生の姿の方がかえって新鮮に映る。余談だが、お笑い芸人のヒロシが受けているのも、そのあたりに原因があるのかも知れない。彼がテレビの仕事を失ったら、寄席に出ることを勧めたい。

この番組は9月中にあと2回放送があり、来月にも再放送がある。8月分の美空ひばりと抱き合わせだが、テキストもある。

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