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靖国報道で気になった言葉 [1] 「A級戦犯」

終戦記念日からもう2週間以上経つが、朝日新聞は、小泉首相の靖国参拝を阻止できなかったのが今でも悔しいようだ。未だにそのことを根に持っているのが紙面から伝わってくる。

しかしながら、この話題がまだ時期遅れでないのならば、一連の騒動の中で気になった言葉について、自分の考えを述べてみようと思う。まず、手始めは「A級戦犯」である。というのも、「A級戦犯」という言葉が、終戦記念日の前から新聞やテレビで何度も出てきた割には、理解の方がまるで進んでいないように思われるからである。

「A級戦犯」について知るべきポイントは、それほど多くはない。「A級」が最上級を意味していないこと、「戦犯」といっても事後法で裁かれていること、そして、日本の法を犯した犯罪者ではないこと、くらいである。あるテレビ番組で「そもそもA級戦犯とは」と言ってフリップを持ち出したので、もしや、と期待したのだが、これらのポイントには何の言及もなかったのは残念なことである。

小林よしのり氏が6月に『いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL』という本を出したのも、これらのことを周知しようとしたからだと思われる。もっとも、この本を買うような人は、良く事情が分かっているだろうから、あまり効果が挙がらなかったかも知れない。