記事一覧

トップ > 憂国

「時代」という名の神様

かなり前、「朝まで生テレビ!」で皇室をテーマに取り上げたときのことだ。民主党の小宮山洋子議員が、皇室を時代に合わせるべきといったような発言をしていた。それは別に初めて聞いたわけでもない、ごくありふれた主張だったが、今でも印象に残っている。

そのとき、その合わせるべき時代というのは一体どういうものなのか、という疑問がわいた。その時代が素晴らしければ、合わせることに何かの意味があるかも知れない。だが、時代の良し悪しを吟味することなしに、なぜいきなり「時代に合わせよ」という主張ができるのだろうか。

そして、時が経つにつれ、その「時代」の正体もだんだんと判ってきた。この場合の「時代」とは、つまり「その時代の人間」である。もっと正確に言うならば、「その時代に流行している人間の考え方や気分」ということである。このようなものが、皇室のあり方といったような重大な問題を委ねるに値するかどうか、少なくとも私は疑問である。

ついでながら、この「時代信仰」は、唯一の神を信じるはずのキリスト教会にも蔓延している。一般のキリスト教徒はもちろんのこと、聖職者の中にも、「時代に合わせよ」というスローガンを掲げる者が多い。それは、神の教会を人間に従属させることに他ならないというのに。情けないことである。

related page(s) 憂国

いよいよ明日から「出口のない海」上映

映画「出口のない海」のテレビCMが放映されているのに、今日初めて気が付いた。その気が付いた日が、初日の前日なのだから驚いてしまった。

これは「回天」という、あまり知られていない潜水艦で特攻した若者たちを描いた映画である。もちろん観ていないから詳しいストーリーは知らない。

ただ、戦場には敵がいる。これを撃たねば、まず自分たちがやられる。そして後方の味方が、さらに本土の家族や友人の命が危うくなる。そのような状況の中で、敵軍にダメージを与えていくらかでも食い止めることができたらと、自分の命を犠牲にしていった英霊には、本当に頭が下がる思いだ。多くの人に見てほしいと思う。

related page(s) 憂国

親王殿下ご誕生と皇室典範改正議論

今日の朝、秋篠宮妃殿下紀子様が男児を出産された。昨日の祈りが通じたせいかどうかはさておいて、待望の親王殿下がご誕生になったことを心から慶んでいる。さらに、皇室典範改正法案の提出も見送られる方針で、とりあえずは一安心だ。

しかし、女系天皇推進論者たちは、まだ皇統の断絶を諦めたわけではない。口では「安定した皇位継承ができるように」と言うのだが、それは本心ではないのは明らかだ。なぜなら、旧宮家からの即位については絶対に認めようとしないからである。

法案提出は見送られても、皇室典範改正をめぐる議論そのものは続く。当面必要なのは、女性天皇と女系天皇の違いを周知することと、「時代」とか「権利」とか「平等」といった言葉の魔力に引きずられることなく、冷静な議論をすることである。

related page(s) 憂国

至る所にピースボートのポスター

今日、とある喫茶店に入ったら、あまり目立つところではないものの、「地球一周の船旅」を宣伝するピースボートのポスターが貼ってあった。前にも紹介したが、これはテロ集団である日本赤軍の資金源である。

貼らせてほしいという依頼に深い考えもなく応じただけなのか、それとも従業員の中にシンパがいるのか。コーヒーを待つ間、二人の若い女子店員がせっせと働くのを見ながら、そんなことを考えるのは妙な気分であった。生憎この店には、「お客様」の声を届けるためのアンケート用紙と鉛筆は用意されておらず、何のアクションも取ることができなかった。オフィシャルサイトを覗けば、何か見つかるだろうか。

ともあれ、その喫茶店を出てから周辺をぶらぶらしていると、同じポスターが至る所に貼ってあるのに気が付いた。どうもこの辺りには活動的な運動家がいるようだ。

related page(s) 憂国

子どもの日を前に考える少子化対策

かつて渡部昇一氏は国際会議の場で、「国際児童年と国際婦人年とは利害関係が正反対である」というような発言をして、その場にいたウーマンリブ(古いけれども、当時の言い回しなので)の運動家を黙らせ、悔しがらせたそうである。そう考えてみると、小泉内閣で猪口邦子議員が拝命した少子化・男女共同参画担当大臣という肩書きは、それ自体が矛盾を孕んでいるようだ。しかしながらこの大臣は、この両立を難しいと考えるどころか、全く同じ方向性を持っていると考えているらしい。「男女共同参画なくして少子化対策なし」くらいのことは言い出しそうである。

もっとも、誰が大臣をやろうとも、打ち出されるのは、若い人の結婚を奨励したり、子どものいる家庭に金銭的な援助をしたり、といった誰もが考えつくような振興策ではないかと思われる。それでも、予算が組めるのならば別に反対しようとは思わないし、効果が疑問だからやめるべきだとも言わない。しかし、もっと肝心なことを忘れてはいないだろうか。

それは結婚観である。子を産み、育てるということが、結婚の概念から切り離されていることが根本の問題なのである。これは価値観の問題でもあるから、そう簡単に政治や教育で変えることができるというものではない。だが、この結婚観を放置しておいたら、いくらカップルが増えても、いくら子育ての条件を整えても、出生率の向上は望むことはできないということははっきりしている。

related page(s) 憂国

強い日本人力士を育てるために

大相撲九州場所で、朝青龍が7場所連続優勝を決め、琴欧州が大関昇進を確実にした。これだけ外国人力士が強いと、日本人力士はどうなっているのかと思いたくなる。横綱大関とまでは行かなくても、昔の安芸乃島とか琴ヶ梅のような大物食いがいたら、また様子も変わってこようものだが。

いろいろと問題点はあるだろうが、やはり日本の相撲人口が少ないということが一番憂慮される。今、遊びでも相撲をする子どもを見かけることはないし、高校でも相撲部があれば珍しいと言われる有様だ。小さな母集団から適当な男子を見つけるのは難しいし、見つけたとしても十分鍛えられておらず、養成に時間がかかってしまうだろう。

相撲人口がすぐには増えないならば、せめて日本各地にかろうじて残っている相撲大会を支援しなければならない。力士の地元で後援会を立ち上げるのもいいが、その地で相撲大会を企画するのもいいだろう。将来の力士を輩出するルートを確立できたら、どんなに素晴らしいことか。これまで相撲協会が何もしなかったとは思わないが、今後は本気になってやってほしいものだ。

related page(s) 憂国

「沖縄戦の悲劇を繰り返すな」とは言うものの

今夜もまたNHKが沖縄戦に関する番組を流していた。この1ヶ月間に3回か4回はこの手の番組を放送している。総合と教育と、2つチャンネルがあることに加え、再放送も珍しくないから、それだけ目にするのも不思議ではないのかも知れないが、それでも多い気がする。

それはともかく、日本の国土を戦場とすれば、住民も犠牲となり、悲劇は避けられない。そうならないためには戦争を回避する努力も必要だが、日本側だけが努力してもどうにもならない。こちらが非戦を誓っても、相手は誓ってくれないのである。実際、海の向こうにはミサイルの標準を日本に合わせている国もあるし、この間だって、中国とロシアの合同軍事演習があったばかりだ。

専守防衛をかたくなに守っていれば、敵が来るのを待って本土決戦をせざるを得ない。それではまた悲劇を繰り返すことになる。沖縄戦の悲劇を考えるならば、国防のあり方も一緒に考えなくてはいけないのである。

related page(s) 憂国 偏向報道

大江健三郎の正体

大江健三郎氏と岩波書店が、沖縄戦における「集団自決」の記述のことで訴えられるそうだ。日本兵が住民に集団自決を強要したとする定説が、この裁判を通じて覆されるのかどうかは確かに興味深い。しかしそれ以上に、大江氏がいかに日本・日本人を憎んでいるかが明らかになるのではないかと期待している。

related page(s) 憂国 歴史教育

人権擁護法案に反対する国民集会

明日、日比谷公会堂で、人権擁護法案に反対する国民集会が開かれる。宣伝期間が短いため、どれだけ人が集まるかは不確定だそうだ。私は行けないが、この法案成立を阻止するために、行ける人は行って欲しい。

related page(s) 憂国

『民間防衛』のスゝメ

我が国は、中国・韓国・北朝鮮との間でさまざまな問題をかかえており、最近特に緊張の度合いを増している。これらの国々の干渉はともかく、同じ主張をする者が日本人の中にもいることを考えると、対日工作員が送り込まれているのではないかと疑ってもよいだろう。

そのようなおり、『民間防衛』という本があることを思い出した。これはスイス政府が編集した、国民の国防意識を高めるための本である。私が持っているのは古本屋で見つけたもので、実のところあまり読まずにいたのだが、あらためて読みたくなった。また、そう思う人は私だけでもないようだ。

最近になってこの本に注目するようになった日本人が、少ないながらもいる、ということを知り合いのスイス人に話したら驚いていた。スイスでは、東欧からの脅威がなくなったこともあって、今はそれほど読まれていないとのことである。

related page(s) 憂国

ページ移動