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靖国報道で気になった言葉 [3] 「あの戦争は正しかったのか」

第二次世界大戦を語ると、「あの戦争は正しかったのか」という問いかけが必ずと言ってよいほど出てくる。これは、問いかけの形はしているが、修辞疑問文とか反語の類であって、言いたいのは「あの戦争は正しくなかった」ということなのだろう。

しかし、よく考えてみれば分かることなのだが、この言葉は隙だらけである。私ならすぐに、次のように問い詰めたくなる。「正しい戦争ならばしてもよいのか」「日清・日露戦争は正しかったのか」「アメリカの参戦は正しかったのか。またソヴィエトについてはどうか」「正しかった戦争の例を挙げて欲しい」などなど。

現実に問い詰める機会があったら、どのような解答が得られるのか、非常に興味がある。尚、「正しい戦争なんてない」というのは、最初のような問いかけをしたこと自体がおかしくなるので、解答になり得ない。

靖国報道で気になった言葉 [2] 「東京裁判には問題点もあったが」

保守派の主張に押されてかどうかは知らないが、最近はさすがに東京裁判を全肯定する人はほぼ皆無となった。戦勝国が裁いたとか、事後法で裁いたとか、原爆や空襲の犯罪性が問われなかったなどの問題点が、広く認知されてきたこともあるだろう。

そこで、「東京裁判には問題点もあったが」と、これを一応認めた上で反撃に出るというのが近頃のやり方だ。つまり、東京裁判には肯定すべき側面もあった、と言いたいわけだ。だが、悪いものがたまたま良い結果をもたらしたとしても、それは単なる歴史の皮肉にすぎない。

そもそも、東京裁判は問題のある裁判である以上に、裁判そのものが問題なのだ。当の裁判長が、裁判の管轄権がどこにあるのかを訊かれて、回答ができなかったのだから。敢えて言うならばマッカーサーの命令に基づくわけだが、後にその当人が、日本が戦争を始めた動機が「自衛」にあったと認めている。この時点で、「侵略」の首謀者を裁くこの裁判の、ただでさえあやふやな根拠は、完全に消失したと認めるべきである。

靖国報道で気になった言葉 [1] 「A級戦犯」

終戦記念日からもう2週間以上経つが、朝日新聞は、小泉首相の靖国参拝を阻止できなかったのが今でも悔しいようだ。未だにそのことを根に持っているのが紙面から伝わってくる。

しかしながら、この話題がまだ時期遅れでないのならば、一連の騒動の中で気になった言葉について、自分の考えを述べてみようと思う。まず、手始めは「A級戦犯」である。というのも、「A級戦犯」という言葉が、終戦記念日の前から新聞やテレビで何度も出てきた割には、理解の方がまるで進んでいないように思われるからである。

「A級戦犯」について知るべきポイントは、それほど多くはない。「A級」が最上級を意味していないこと、「戦犯」といっても事後法で裁かれていること、そして、日本の法を犯した犯罪者ではないこと、くらいである。あるテレビ番組で「そもそもA級戦犯とは」と言ってフリップを持ち出したので、もしや、と期待したのだが、これらのポイントには何の言及もなかったのは残念なことである。

小林よしのり氏が6月に『いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL』という本を出したのも、これらのことを周知しようとしたからだと思われる。もっとも、この本を買うような人は、良く事情が分かっているだろうから、あまり効果が挙がらなかったかも知れない。

反日メディアが靖国神社を救った

昨日、小泉首相が靖国神社を参拝した。一般の参拝客も例年に比べて大幅に増えた模様である。反日メディアによる連日の参拝反対キャンペーンが、参拝支持者を刺激して、逆効果になったとしか言いようがない。

特に、朝日新聞は参拝者の増加に大きく貢献したと言ってよいだろう。というのも、靖国神社が財政的に厳しくなっていることを、全国的に報じてくれたからである。この記事を読んだとき、これは靖国神社支援の呼びかけになってしまうのではないかと思ったが、やはりその通りになった。

ちなみに、朝日新聞はその記事の中で、何の必要があってか靖国神社の寮の場所まで地図に載せたため、神社側から取材拒否を受けている。何とも皮肉なことだ。

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今さら「A級戦犯」遺族の味方を気取る朝日新聞

今日の朝日新聞に、靖国神社に合祀されている広田弘毅元首相の孫が、「広田家として合祀に合意した覚えはないと考えている」と同紙の取材に答えたという記事が出ていた。要するに、家族の意に反して勝手に合祀した靖国神社はとんでもないという印象を与えるための記事である。

そもそも、これまで遺族の苦しみをよそに、いわゆる「A級戦犯」をさんざん辱めておきながら、首相の靖国参拝に反対する材料になると思えば、恥ずかしげもなく利用する根性が気に入らない。とはいえ、この変節は、昭和天皇を持ち上げたつい最近の社説ほどではないが。

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今、昭和天皇がブームに

昭和天皇がいわゆる「A級戦犯」の合祀に不快感を示したとされるメモが公表され、首相の靖国参拝を快く思わない人たちが歓喜している。靖国のみならず、皇室さえ嫌っていた人たちさえもが、「昭和天皇の御意志」を振りかざしている有様だ。特に朝日新聞の無節操ぶりには驚かされた。

だが、あれこれ議論する前に必要なことは、メモを検証することだろう。この手続きが十分ではないのに、報道が先行している感じが否めない。永田議員の偽造メールの二の舞にならないためにも、情報がどれくらい確かなのかは怠りなく伝えるべきである。あるいは「これが確かなら」くらいの保留をしなければならない。

実際、例のメモが富田朝彦氏のものであることは確かだとしても、問題となっている部分の「私」が昭和天皇であるかどうかについては、疑問が投げかけられている。というのも、これとほとんど同趣旨のことを、当時の徳川侍従長が述べたことがあるらしい。真相はともかく、今のところ、「私」とは徳川侍従長とする説の方が説得力があるように思える。

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また靖国に参拝できなかった小泉首相

前から予想できたこととはいえ、また小泉首相が終戦記念日に靖国神社を参拝しなかった。いろいろ言い訳はできるだろう。周辺諸国の感情に配慮した、終戦記念日が相応しいとは限らない、等々。しかし、それは、できることを敢えてしなかった、という強がりであって、実はできなかったのであろう。「今日はこのくらいにしといたるわ」という某コメディアンの科白と大差ない。

「A級戦犯」の罪状について

東京裁判で有罪とされた者たちを「A級戦犯」と呼ぶ人は多い。だが、「戦犯」が「戦争犯罪人」の略であることを意識している人はどれだけいるのだろうか。また、その罪状が何であるか、答えられる人がどれだけいるのだろうか。訊いてみたい人は沢山いるが、まずは民主党の岡田代表に答えてもらいたいものだ。

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反日活動とマスコミ

昨日は台湾の反日活動家高金素梅の一行が、靖国神社境内に入ろうとして一悶着があった。靖国神社には、台湾統治時代に日本兵として闘って亡くなった高砂族も祀られているため、遺族としてその霊を取り返しに来たのだと言う。

例によって日本のマスコミは、高金素梅の素性を知っているはずなのに伝えず、「右翼」が妨害したと伝えた。実際のところ右翼もいたに違いないし、右翼を右翼と報道することにも異論はないが、団体名等をきちんと把握した上でのことなのか疑問である。

さて、毎日新聞のネット記事が伝えるところによれば、阻止されたのは「還我祖霊」という伝統儀式だということだ。だが、もし本当に伝統儀式なら、交通手段の乏しい時代から行われているわけだから、祀られた地で行うなどというのは必要条件ではないだろう。それをわざわざ靖国神社で行おうというのは、パフォーマンスと考えざるを得ない。

とにかく、神社側が受け入れる姿勢ではないのに、敷地内で自分たちの宗教儀式を行うのは、失礼としか言いようがない。だから客観的には、日本の宗教施設に対する冒涜行為が、日本人の有志たちによって事前に阻止されたという、まことにめでたいニュースである。それがどうしてそのように伝わらないのか、不思議でならない。

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