日記(ロシア)

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2006/08/23

diary ロシア専門書店・ナウカよさらば

神保町から日ソ図書が撤退して以来、ただ1軒残っていたロシア専門書店のナウカが、今月いっぱいで閉店すると聞いた。今更売上げに貢献しても店の存続は不可能だが、このままだと従業員の給料が出ないので、在庫を処分しているとのこと。ロシア語に興味があっても読めない私には、CD以外買うものがあるかどうか疑問だが、この値段なら買ってもいいか、と思えるものはあるのではなかろうか。

旧店舗のときは店が広く、店員との間に適当な距離感があったので、買うものがなくてもよく店内をうろついたものだ。新店舗に移転してからは条件が変わったため、目的無しには何となく入りにくく、店の前を通り過ぎるだけで立ち寄ったことはなかった。まさか私と同じように感じた人が大勢いて、それが経営に響いてしまったのだろうか。ともかく、それなりに想い出のある店が消えるのは寂しいことである。

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2006/08/08

diary 歌のおじさんに再会

昨日のことだが、TVタックルに懐かしい顔が出ていた。ウラジミール・ソンツェフ Vladimir Solntsev というロシア人で、本業はジャーナリストらしい。だが、私にとっては、テレビロシア語会話に出てくる歌のおじさんという印象の方が強い。ぽつりぽつりとしゃべりながらロシア語の歌を教える姿が今でも思い出される。

番組では、阿川女史に振ってもらうまで発言機会もなく、その後も目立たなかった。靖国参拝というテーマのせいもあったし、もしかしたら本人の性格もあったのかも知れない。私は放送の途中でテレビの前を離れたが、日ソ不可侵条約破棄や北方領土問題に話題が移らない限り、あのままで終わったのではないかと思われる。また出番があるといいのだが。

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2006/05/30

diary 米原万里女史の訃報に接して

ロシア語の同時通訳であり、エッセイストでもある米原万里が今月25日に亡くなっていたことを知った。彼女のエッセイは何冊か読んでいたのだが、このサイトではこれまで翻訳書1冊を紹介したのみであった。生前にレビューを書いておけばよかったかどうかは、よく分からない。これから追悼として取り上げる予定もない。ただ、本自体は面白いので、今後また手に取って読むことがあるだろう、とだけは言える。

さて、故人についてだが、私の信仰の立場からは、洗礼を受けておらず求道中でもなかった人の救霊の可能性は、ゼロではないにせよほぼ絶望的であると言わざるを得ない。今更ながら、臨終時の奇跡的回心があったことを願うばかりだ。

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2005/05/01

diary メーデー

私は共産主義には真っ向から反対する立場だが、それでもソヴィエト時代の文化、特に音楽には大いに興味を持っていて、CD もかなり買い込んだ。その中に、メーデーに関係する歌があったことを思い出し、引っぱり出して聴いてみた。それは、ショスタコーヴィチによる無伴奏混声合唱のための「十の詩」の9曲目、「5月の歌」である。メーデーを祝う元気のいい曲で、フィニッシュはまるで終曲のよう(勘違いした客が拍手をしてしまいそう)。ただ意味も分からず聴いている分にはいいが、共産主義への期待が込められている歌詞を読むと、哀しく思われる。

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2004/07/04

diary 幻のロシア絵本

今日は「幻のロシア絵本 1920-30年代展」を見に、東京都庭園美術館へ行った。おおよそ、ロシアン・アヴァンギャルドの頃の作品群である。行ってみると、思ったより人が多いのに驚いた。

感心したのは、絵本のテキスト部分が韻文になっているものが多いということだった。考えてみれば西欧では当たり前のことだが、意表を突かれた気がした。一方、残念だったのは、印刷方法などの説明が少なかったこと。とはいえ、こちらは私の方が知識を補うべきなのかも知れない。

全体的に興味深く見ることができたが、どういうわけか一番惹かれたのは、革命前の手法で作られた絵本の方であった。

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